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ドクターズコラムDOCTOR'S COLUMN

蚊取り線香の写真

vol.47「虫刺され痕」

2024.04vol.47

今年の夏も暑いですね。皮膚科外来では虫刺されの治療を希望される方が増えていらっしゃいます。その跡がなかなか治らずお悩みになる方も多いですね。今回は虫刺され跡についてお話ししようと思います。

  • 森の中のやぶ蚊
  • まず、虫刺されとは、虫が人間の皮膚を刺したり、咬んだり、吸血したりすることで痛みやかゆみ・赤み・腫れが生じることの総称です。皮膚科では虫刺症(刺虫症)と言います。刺す虫は蜂が代表的ですね。またムカデやクモは咬みます。

吸血する虫には蚊・ブヨ・アブ・ノミ・マダニ・トコジラミなどがいます。虫に刺されると、虫の毒や唾液の成分が抗原となり、人の体の抗体と反応しアレルギー反応が生じます。

  • 虫の種類や刺された人の体質により反応は違いますが、そのアレルギー反応により、赤み・かゆみ・腫れ・痛みが起こります。水ぶくれや内出血が生じることもあります。虫刺されの反応が強い場合、またかきむしってしまった場合は強い炎症となり、ながびくことがあります。

  • 痒がる女性

皮膚は炎症が長く続くとメラニン色素が生成され、茶色っぽくなります。これを炎症後色素沈着といいます。虫刺されの痕はこの炎症後色素沈着によるメラニンが原因なのです。

次に虫刺され痕の予防とケアについてです。
予防について、当然ですが第一は虫に刺されないようにすること。森や山、公園では素肌を露出しない格好をすることです。虫除け用品は、スプレーやシール、扇風機タイプなど各種ありますので使いやすさ、好みと用途で対策しましょう。レジャーに行く場合はその場所に多い虫や虫の発生しやすい時間も調べておくと良いですね。

  • 次に刺されてしまった場合のケアです。
    大事なのは二つ。掻かないようにすることと早めに薬を塗ることです。掻いてしまうと皮膚が傷つき痕の原因になります。早めに薬を塗ることで炎症が早く治まり痕になるのを防げる上、かゆみも減るのでかき傷の防止にもなります。市販の薬で構いませんのでかゆみ止めの入った薬をしっかり塗りましょう。腫れが強い場合、痛みがあったり重症の場合は皮膚科を早めに受診してください。

  • 塗り薬のイメージ写真

虫刺されの場所にはなるべく刺激を与えないようにしましょう。
少し衣類が触れただけでもかゆみがぶり返します。触れやすい場所の場合はテープやガーゼで保護すると良いですね。

清潔にすることも大切です。汚れたらすぐ洗いましょう。
入浴は必要ですが、熱い刺激はかゆみを引き起こしますので熱いシャワーを当てたり高温のお風呂に長く浸かったりするのは避けましょう。日焼けにも注意です。跡が残りやすいので、必ず遮光して日焼けはしないようにしましょう。

  • 最後に、痕になってしまった場合です。
    虫刺され痕は時間が経過すればいずれは消えますが、きれいに治すために正しいケアをしましょう。かゆみが残っている場合は薬の外用を続けましょう。また、保湿が大切です。乾燥していると正常な皮膚のターンオーバーが行われず、色素沈着が長引きます。しっかり保湿して正常な皮膚の生まれ変わりにより色が薄くなるのを待ちましょう。それから日焼けも大敵です。引き続き、遮光や日焼け止めで対策しましょう。

  • フットケア

虫刺され痕、意外に悩む方の多い症状です。しかし、しっかり対策をすれば予防や対策ができます。 予防をしながら夏のレジャーを楽しみたいものですね。

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嵯峨 真輝 (さが まき)先生

学生の頃から小児皮膚科や女性特有の皮膚科疾患に特に興味を持って学んできました。私自身も妊娠・出産を経験し、子供を育てながら医師の仕事を続けております。

専門分野
皮膚科 小児皮膚科 アレルギー科
資格・学会
日本皮膚科学会正会員 日本レーザー医学会認定医(1種) 小児皮膚科学会員
経歴
東京女子医科大学医学部卒業
東京女子医科大学東医療センター皮膚科入局
同医局研修医終了
東京女子医科大学東医療センター皮膚科研究生
金町駅前クリニック皮膚科医員
2008年 奥戸皮膚科医院 副院長
サイトURL
http://www.okudohifuka.com/