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ドクターズコラムDOCTOR'S COLUMN

小輪のダリアの写真

vol.50「衣類による皮膚トラブル」

2024.11vol.50

寒い日が増えて参りました。そろそろ暖かいセーターを着たくなる季節ですね。しかしセーターを着るとチクチクするという方も多いのではないでしょうか。
今日はそんな衣類による皮膚トラブルの原因や予防についてお話ししたいと思います。

まず、衣類の皮膚トラブルで一番多いのは「セーターのチクチク」です。首元がかゆくなると来院される方が多いです。中には湿疹になる方もあります。原因は様々ですが、まずはセーターの繊維が上げられます。固い繊維や毛足の長いものは肌に刺激を感じやすいと言えるでしょう。

  • セーターの写真
  • セーターで特に刺激を感じやすいのは首元。皮膚が薄い上に首を動かすたびにこすれるので刺激を感じやすいのです。刺激がありながら我慢してそのまま着ていると湿疹になることがありますので刺激を感じたらすぐに着替えましょう。

次にご自身の皮膚に問題がある場合。冬は湿度が低く汗をかかないので皮膚が乾燥しやすい季節です。皮膚表面の角質に水分が減ると角質の間を満たしているセラミドという物質が減り、角質が乱れます。乱れた角質の間にセーターの繊維が当たり、敏感に反応して刺激を感じてしまいます。

  • 次に予防です。
    セーターを選ぶときは繊維の柔らかいもの、毛足の短いものを選ぶと良いでしょう。化学繊維よりは天然繊維、天然繊維の中でもウールより綿が刺激を感じることが少ないようです。セーターの下に柔らかい綿の長袖衣類を重ね着すると直接の刺激となりにくいのでお勧めです。

  • インナー衣類の写真

タートルネックのセーターは避けましょう。どうしても首元が寒い場合はゆるめのタートルネックにする、ハイネックの綿の衣類を下に着るなど、直接皮膚に当たらないように工夫しましょう。

  • ボディケアの写真
  • スキンケアでも予防ができます。皮膚が乾燥していると過敏になりますので、入浴時、洗うときは優しく。ゴシゴシ洗って皮脂を落としすぎないようにしましょう。潤いを残すボディーソープを使うことが望ましいです。

また、入浴後の保湿はとても重要です。市販のボディークリームや保湿クリームを使って首、腕などチクチクを感じやすいところもしっかりと保湿しましょう。ただし、すでに刺激を感じている方はクリームに配合されている成分でさらに悪化する場合もあります。敏感肌用の製品をお使いになることをお勧めします。

  • 他に多い衣類の皮膚トラブルとして、よく拝見するのは靴下やストッキングによるもの。靴下のゴムがあたる足首やストッキングウエスト部の当たる腹部は、締め付けによるかゆみが起こりやすい場所です。繰り返す場合は蕁麻疹(機械的蕁麻疹)やゴムやシリコンのかぶれ(接触性皮膚炎)の場合もあるので皮膚科の受診をお勧めします。

  • 靴下をはいた足元の写真

大きいサイズや口のゆるめの製品に変える、キャミソールを着た上からストッキングを履いて直接皮膚に当たらないようにするなどの工夫が有効な場合もあります。

また、腹部(おへその下)に繰り返しできる湿疹も良く拝見します。これはベルトのバックルが当たる部分で、バックルの金属のかぶれが原因である場合が大変多いです。他の材質のベルトに替えたり、直接皮膚に当たらないようにしたりするだけで目に見えて改善します。

本日は衣類による皮膚トラブルについてお話ししました。意外によく見る症状ですが、どれも予防や対策が有効ですので、思い当たる方は是非試してください。これから寒さに向かいますが、体に合った衣類で暖かくおしゃれを楽しみましょう。

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嵯峨 真輝 (さが まき)先生

学生の頃から小児皮膚科や女性特有の皮膚科疾患に特に興味を持って学んできました。私自身も妊娠・出産を経験し、子供を育てながら医師の仕事を続けております。

専門分野
皮膚科 小児皮膚科 アレルギー科
資格・学会
日本皮膚科学会正会員 日本レーザー医学会認定医(1種) 小児皮膚科学会員
経歴
東京女子医科大学医学部卒業
東京女子医科大学東医療センター皮膚科入局
同医局研修医終了
東京女子医科大学東医療センター皮膚科研究生
金町駅前クリニック皮膚科医員
2008年 奥戸皮膚科医院 副院長
サイトURL
http://www.okudohifuka.com/